ヨロブン! アンニョンハセヨ!
このところ、日本のありさまはどうしたんでしょうねぇ?
連休中には、高速バスの大事故、また大きな竜巻が、同時に三つも襲い、またまた大災害になりました。
思わぬ災害に遭われた方々にお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
楽しく遊ぶ連休でしたのに、心が本当に痛みましたね。
韓国語のアンニョンの意味、「安寧」という言葉が身にしむこの頃です。
さて第12回の「負けたくない!」です。
出前が遅いということで、口喧嘩していた二人。 そこへウンジェに電話がかかります。
離婚の噂で仕事がなくなってましたので、ウンジェは仕事を貰おうと、嫌な先輩に頼んでいました。
嬉々として先輩の呼び出しに向かいますが、ヒョンウも何か予感して後を追います。
口の悪いあの先輩弁護士が待っています。
「仕事に参加して」と言うのですが、ヒョンウ抜きだと言うのです。
そこへヒョンウがきて、ウンジェに「立てよ!」と促します。仕事が欲しいウンジェは立ちません。
「こいつ また来たのか」と先輩。H;「帰るぞ、帰らないのか?」 U;「どうしたの?」
H; 「早くしろ!」 先輩が「何様のつもりだ」 H; 「僕の妻です。」
先輩 「フラれて離婚するんだろ?」と言いつつウンジェの手首を摑みます。
ウンジェは驚き、「ウェヨォ!(ちょっとォ)」とたじろぎます。
「どうせモウスグ独身だろう?」 ここでヒョンウが暴走。先輩を殴ってしまいます。
とうとう刑事の前で調書を取られるヒョンウ。先輩も「仕事が欲しいなら反省文を書け」と言い傲慢です。
聞いたヒョンウがまた殴りかかろうとするのを必死で止めるウンジェです。
「法律に詳しい者同士で喧嘩なんて・・・」と調査官も呆れます。
診断書を取り、暴行致傷で告訴するといきまく先輩に「示談にして」と頼むウンジェ。
いきり立つヒョンウはとうとう留置されてしまいます。
オリの中のヒョンウは、自分は悪くないという姿勢で一歩も引きません。
なすすべもなく、事務所に帰るウンジェです。
警察を出るヒョンウを希望の面々が門で迎えます。
キチャンが豆腐を持ち、嫌がるヒョンウの口に! ついでにカーカー(事務員のニックネームです)にも。
自分は食べると下痢をスルというので笑いますよ。
帰宅したヒョンウはウンジェに「離婚する気持ちに変わりないのか?」と。
「いま 考え中だわ」というウンジェ。
危機に遭いお互いが見えてきます。謝れば示談で済むのに、自分は悪くないと罰金刑で済ますつもりです。
ウンジェは「全治三週間以上なら禁固刑もありうるし、弁護士会から懲戒処分に・・・」と心配します。
「なら辞めるから」というヒョンウ。「シンプルな生き方だこと」と皮肉るウンジェです。
ココではヒョンウは男ですねぇ。 確かに彼は悪くない。女房を守ったし、原因は傲慢な先輩にあるのです。
だだし、暴力は自分が損になります。 それが現実。
ついつい感情に負けるのですが、いずこの諍いも、現実は暴力戦争で解決しようとなりますが本当に解決したかどうか? まだまだ世界中が、感情という「心の暴走」に支配されているようです。
暴力を振るわずに、非暴力で行くこと(ガンジー等の)も大きな勇気のいることですね。
ウンジェが寝ています。 その姿を見ながら考えるヒョンウ。
ウンジェのオンマが言う言葉。「ウンジェがあなたと居ると孤独だという、あの子は結婚する前は凄く輝いていた。
いまは顔を見るととても辛そうで・・・」と。 心にズンときてしまうヒョンウです。
ここでの姫の寝顔の美しさ! ため息がでます。 いつの日にかドコの何方がご覧になるのか?
チョイ 妬けますネェ。
翌朝事務所にでると、ウンジェが居ません。先輩のところで「示談にして」と頼み込んでいます。
それを見たヒョンウも態度を変えて謝ります。
「反省文を書けというなら書きます。先輩だって外で苦労する妻を見たら不愉快でしょう?」と。
聞いた先輩は「お前ら本当に離婚する仲か?」と言います。
確かにお互いを守ろうとする二人の姿は先輩でなくともねぇ?
しかもそれを聞いたウンジェが、こんどは逆切れします。「ミチョッソ?(正気なの?)、こんな奴に反省文?」
ここは痛快、あはははは!ですよ。
先輩に向かい、先ほどまで我慢した姿勢が豹変。嫌味な先輩でどんなに苦労したのかと憤懣をぶちまけます。
その勢いに、「あれが?イ・ウンジェ?」と驚く先輩です。
しかも、「夫を禁固刑にしたら、あんたの不正を全部ばらしてやる・・」と凄い剣幕です。
ここは反対にヒョンウがウンジェをとめます。
いやぁー 胸のスカッとする、姫の啖呵です。 いやぁ 男前!ジウちゃん!!
いままでこういうシーンありましたかね。あった?ありましたね。「誰でも秘密」があるの路上シーン。
イーさん演じる男に罵詈雑言浴びせるとこ!
あそこも、韓国語が理解できたら本当に面白いと言われたシーンでした。
とにかくも、なかなか頭にきても言えない現実ですから、胸がスカッとします。
私も一度経験があります。ソウルでタクシーにボラレテ、サンザン88ロードを何回もぐるぐるまわり、危うく姫の誕生会に遅れそうなときでした。漢江のほとりまで来ても尚、誤魔化すのです。
本当に頭にきて、知る限りの韓国語で! せいぜい「ナップン ノマ!アンデェイ!! シロッ!!」止まりですが。
でも本当は後味が悪いことこの上なし!! 一人じゃないから言えました。
15周年の誕生会は、いろんな意味で思い出があります。
また、現実にも姫はその心が「男前」でもありますね。
アニソナで春の嵐が吹いて、負傷者がでた際、舞台に立たれて私どもを慰めて応援してくださいました。
事情が分からずに座っておりましたが、あのお姿は本当にドラマ以上の素の姫を感じて感動!!
ますます大好きになりましたよねぇ。姫を身近に感じて一生忘れられません。
ありがとうございました! ひめぇ!!
さてさて、逆切れのウンジェを追いかけて路上で後ろからウンジェを抱きとめるヒョンウ。
「これまでそうして生きてきたのか?」ウンジェの苦労が初めて分かったヒョンウです。
ヒョンウは、山の中の寺を訪ねます。事故死した弟の菩提寺です。
ここから回想シーン。辛そうだというウンジェの母親の言葉、周りも見ずに前だけを見つめてきたというウンジェの言葉。
思いつめたヒョンウの背中が何かを決意したようです。
一方ウンジェの回想シーン。火事のとき一時和解したこと、嫌いなホルモン料理を食べてくれたこと、大人になれと先輩に小突かれていた姿、先輩に謝る姿、ドレもがウンジェのためのことでした。
ウンジェも心が変りつつありました。しかし・・・・その思いはヒョンウとは又違う方向に?
またまた裁判の日がきました。傍聴は事務長とカーカーのみ。
時間になれどもヒョンウが来ません。
気持ちの整理がついたというウンジェの表情に気づいた事務長です!さすがです大人。
師匠の判事が開廷します。少し遅れて被告ヒョンウが来ました。
原告ウンジェが話すのを制して、先に話すヒョンウ!
「離婚します!」と爆弾宣言。「ウンジェが多くを犠牲にしてきたことに気がついた、苦しめたくない」というのです。
反対にウンジェは、「訴訟の棄却(離婚したくないから裁判を止める)を求めるつもり」だったのです。
「よく考えろ、どうせ同じことの繰り返しだ」といヒョンウに、「それでも努力してみたい」というウンジェ。
「僕のために媚びへつらうな!」というヒョンウに「分かってもらえばそれで良い」というウンジェ。
なにも知らずにいたヒョンウは、心から申し訳なかったと思ったのですねぇ。
ここでまた双方の思いは交差します。
間に割って入る判事は、証拠の録音を聞こうと言いますが、ヒョンウは必要ないと固辞します。
また、見解が異なるので次回期日まで・・と優しく諭しますが、動かないヒョンウです。
考えてだした結論だと言い、今決定をと迫ります。
「本気ですか?後悔しませんか?」と判事が聞き、双方に依存がないと確認します。
ここで、判事が素晴らしいのです。
人生の先輩として言うのです。「他人同士が夫婦になれば当然 問題が起きる 信頼が崩れたら 愛で
それも失えば 情で耐える 互いの努力が不可欠なんだ 何故か 自分が決めた道だからだ 愛を選んだのであれば その選択を貫け ここで判決を下せば二週間後に判決が出る 」
終始優しく穏やかに言う判事です。とてもカッコ良い判事、今までで一番良い台詞でシミジミ納得。
うっすら眼に涙を浮かべる二人ですが、とうとう返事は変りません。
ウンジェの苦労を思うヒョンウの気持ちからの結論でしたが、ウンジェはやっぱり?・・・と又心が冷えます。
「なにもなければ9月30日に最終判決が出るでしょう」と判事の言葉で終結しました。
屋台で酔いつぶれるヒョンウを連れ戻るキチャンと事務長。ヨンジュに慰めてもらうウンジェ。
とうとう事務所を出る準備をしているヒョンウです。
挨拶して出るヒョンウに「笑顔なのね」とまた誤解したウンジェです。
夫婦の心がどこまでもすれ違うのです。相手が見えていませんね。
二人のマンションでヒョンウは、掃除して、アチコチ直して荷物を母親の家に運びます。
こまめな主夫ヒョンウです。便利な役にたつ主人ですが・・・。
母親には、離婚したことを報告します。驚く母ですが、「仕方ない」という意見。
「あの子たち、別れたわ」と言いにウンジェのオンマに逢いに行くヒョンウの母。
親戚でもなくなったから店も出るように言いますが、出ないというウンジェの母親と又物別れに。
離婚に反対の母親同士がまた・・・・。泣き出すウンジェオンマ。悲しむ可哀想な母親たち。
母の日も近いですね。 心から「お母さん! 有難う!!大好きよ!!」
気分転換?でベットの模様替えをするウンジェは爪を折りますが爪きりが見つかりません。
仕方なくヒョンウに電話します。ソントカッキ!?(爪きり)と聞こえましたから覚えましょう!
弁護士を探すウンジェは同僚の男性弁護士と喫茶店で話しています。
男と会うウンジェを外から見かけたヒョンウですが、輝く昔の彼女に見えて安心?どこか寂しい?
窓外の笑顔で話すヒョンウに気づいた同僚に、屋台で酔いつぶれたらしいと聞きますが、信じないウンジェ。
二人にそれぞれ辛い日常が来ました。
事務長宅での男三人生活に疲れて、キチャンはスキンシップで妻ヨンジュとヨリを戻します。
一人減ったからか?事務長宅には、判事が来ています。そこへウンジェがまた電話をかけてきます。
ヒョンウが皆から隠れてトイレで、話しこむ二人です。
用件は傘寿のお祝いパーティーの話ですが、気楽な恋人同士のような雰囲気で話すふたり。
別れても好きな人だから?でしょう。 気になるのですよやはり。
判事の仕掛けたのが効いてきました。とうとう会うことに!
就職は?と聞けば、今は公益弁護士のグループを手伝っているというヒョンウです。
料理を選ぶのにカタログが見づらいと席まで移動。隣の席に並び選ぶ様子の横顔を見つめるウンジェ。
そうそう!ここはユジンがミニョンシを見つめるシーンを思い出してしまいました。
指にはいまだに結婚指輪があるふたりです。
事務所に帰るとウンジェのオンマが入り口に待っていました。
「この子を引きとめてと頼んだのに!」とヒョンウを責めます。
母と喫茶店で向き合うウンジェです。
母親は、「私と暮らそうか?」と言いますがこれには「別れてきて」とウンジェ、「父親が死にかけてるから今のうちに会って」には「顔も見たことない人よ いい加減にして 私もつらい時なの見えないの?」と。
「他の母親みたいに慰められないの? いま聞きたいのは、あなたは悪くない、私が味方よ 膝枕で寝ればきっと
元気になる・・・・なぜお母さんはそう言ってくれないの?」と寂しかった思いをぶつけます。
ココは本当に姫の演技が光り、涙が出ます。
いつもの恋人に迫る涙ではなくて、目を赤くして流れる涙は赤子のような純粋な母の愛を求める涙、涙 涙。
圧巻ですよ。ここでは、オンマーにも涙が出て欲しかったですが、別のところでは泣きに泣いてるオンマですね。
さすがに、困り果ててヒョンウにウンジェを頼みます。
「弥沙里(ミサリ)」へ行くというウンジェの車に乗り込むヒョンウですが、事故の記憶が甦ります。
弥沙里 ミサリはドコ? ヒョンウの事故の回想シーンが続きます。
その様子をいぶかるウンジェ。まだまだ何も知らないヒョンウの過去。
今回は、高速道路を走る車の中のふたりで、クノヨ!!
予告編は ウンジェが何故離婚と言い張ったのとヒョンウの顔を両手でひねっていましたよ!オカシイですねぇ!
番外篇 その一
★ 禁固刑と懲役刑の違い!
禁固は刑務作業はない!但し希望すればあるとか。 懲役には刑務作業を伴います。
番外篇 そのニ
★ 爪きりがドコにあるのかわからないウンジェは、ヒョンウに頼りますね。
皆さま 「追憶」という映画思い出してください!似ています。
バーバラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードの作品です。
ここでも一度別れてしまう二人ですが、眠れないという理由でヒロインが電話します。
情に負けてアスピリンを持っていくロバートです。
彼氏に独りにしてはおれないと思わせること!これ大事かも!!
やはり電話ですよねツールは。但しこのときの電話はダイアル式。戦争中の話ですからね。
未だに忘れない愛の映画のひとつです。
tomoko2さま、こんばんは。
「負けたくない」第12話のあらすじ&解説をどうもありがとうございます。
紹介されたシーンは、なんとなく覚えているところもありますが、
やはり、最初、韓国語で観ていたため、心の機微については、
あまり理解できていませんでした。
字幕版を観る際、tomokoさまの解説を参考にして観たいと思います。
それから、番外篇もどうもありがとうございました。
「その二」・・・観たと思うのですが、よく覚えていません。(^^;
改めて観てみようと思います。