みなさま、おはようございます。
いよいよ明日で「輪舞曲」も最終回!
今の気持ちを何と表現すればよいでしょう!?
日本のドラマへの出演を決断してくださったジウ姫に感謝、そして、お疲れ様でした。
また吉野Pさまの日記を読んで、ジウ姫が本当に素晴らしいスタッフ・キャストのみなさまに
囲まれていらしたことへの喜び etc.etc.etc.
でもやはり、寂しさも消えず・・・言葉に出来ないような複雑な心境です。

先ほどおよそ1分の「輪舞曲」の予告編がありました。
それを見てまた泣いています。
「輪舞曲」が頭から離れなくなってしまいました。
最終回前なのでやめようと思っていましたが、
えーい、もう最後だし、この際ご批判覚悟でやっちゃいます!
第10話を受けての、「輪舞曲」勝手にラストシーン 創作 第3弾です。

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警官に戻った琢己は必死に捜査した。この国を守るために、そしてユナのために!
もしテロが実行されれば、ユナはきっと・・・そんな思いが頭をよぎった。
ヨンジェらの協力で、宋のテロ計画はギリギリで阻止された。
宋も龍吾も逮捕され、トップを失ったシェンクーはいまや壊滅状態となっていた。

事情聴取を終えたユナは、韓国へ強制送還されることになった。
琢己はユナに会いに出かけたが、ユナは「(チェ・ユナを)忘れてほしい」と繰り返すばかりだった。あまりにも頑ななユナに、琢己はもう何も言えず、立ち去るうしろ姿を黙って見送るしかなかった。


ユナは帰国後、毎日のように富士子に電話し、ユニの様子を聞いていた。
ユナが強制送還された後、琢己や、琢己の母 恵子、鉄平・富士子夫婦、そしてあきら、みんながユニを気遣い、代わる代わる病室を訪ねてくれた。
ユニは順調に回復し、やっと韓国へ、ユナのもとへと帰れることになった。
病み上がりのユニを心配し、鉄平と富士子が旅行を兼ねて、韓国まで付き添ってくれることになった。
帰国するユニに、琢己は1通の手紙を託した。ユナに渡してくれと・・・

ユナは、空港でユニの帰国を待ちわびていた。ユニの姿を見た瞬間、ユナは溢れる涙を拭おうともせず、ユニを力いっぱい抱きしめた。ユニも、涙が止まらなかった。
ずっと二人で生きてきたユナとユニにとって、慣れ親しんだ土地も、多くの人の気遣いや優しさも、二人が遠く離れている辛さを埋められるものではなかったのだ!
ユニに付き添ってきた松平夫婦も、そんな二人の姿に涙をにじませていた。

ユニは家に着くと、すぐに琢己からの手紙をユナに渡した。
ユナはしばらく封を切れずにいた。
夜、ユニが眠りについた後、ユナはそっと封を切った。
その手紙は、ハングルで丁寧に書かれていた。

『ユナ、元気にしているか?もう生活も落ち着いた頃だろう。
俺もやっと、二人のことを冷静に考えられるようになったよ。

君が別れを告げたとき、俺は何も言わなかった。何故だかわかるか?
君が、何もわかっていなかったからだ。
君は俺の一番大切なものを奪ったと言った。本当の俺を奪ったと・・・
だけど、俺にはもっと大切なものがある。わかってると思ってたよ。君には伝わっていると・・・
でも、君はわかってくれてはいなかった・・・それが悔しかったんだ。

俺たちは愛するためではなく、傷つけるために出会ったと君は言ったね。苦しめてばかりいた、そんな自分のことを忘れてくれとも。覚えてるか?
だけど、本当に苦しんでいたのは君のはずだ。俺を傷つけたと、いつも君は自分を責めていた。
でも、それは違う!君のせいじゃない。俺が傷ついたのは愛していたからだ。傷つかないように愛を諦めるなんて、俺には出来なかったから・・・

ユナ・・・、俺は、俺たちが出会ったのは運命だと思っている。
俺たちは辛い宿命を背負って出会った。それは、俺たちの力ではどうしようもないものだった。
だけど、未来は違う!未来は、俺たちの意思で選び作っていけるものだと思う。
君の人生を決めるのは、君自身の意思だ。

ユナ・・・君は、本当はどうしたい?どう生きたい?
俺は・・・君と愛し合いたい。君と、一緒に生きていきたい!

次の日曜日、オーシャンキャッスルホテルの前で待ってる。
君が笑顔でやってくるのを、待ってるよ・・・!』

『一緒に生きていきたい』・・・それは、琢己なりのプロポーズだった。
ユナはその手紙を、何度も、何度も読み返した。


日曜日、今日もユナは琢己からの手紙を読み返していた。
手紙を受け取ってから、何度この手紙を読み返したことだろう?
じっと手紙を見つめているユナを見ていられず、ユニは言った。
「お姉ちゃん、いつまでも過去に縛られていちゃダメだよ!
過去はね、必ず未来に続いていくでしょ。それはね、未来に役立てるためにあるからだよ。」
ユナはユニを見つめた。ユナの瞳には、まだ迷いが見て取れた。
ユニは続けた。
「もう私は大丈夫!だからお姉ちゃんは自分の幸せを考えなきゃ。
どうすべきか、本当はもうわかってるんでしょ!」

ユナはしばらくじっと考えていたが、急に立ち上がりコートを手に駆け出した。
背後からユニが声をかけた。
「ちゃんと猫100匹、かぶるんだよー」
振り返らず走っていくユナのうしろ姿を見て、ユニはクスッと笑った・・・

ユナは、オーシャンキャッスルホテルへ急いだ。
琢己が待ってくれている、琢己に会える。
迷いを吹っ切ったユナの心は、琢己のもとへとまっすぐに向かっていた。


琢己は朝からホテルの前で海を眺めていた。
自分でも驚くほど、穏やかな気持ちだった。こんな気持ちはいつ以来だろう?
心地よい風に吹かれていたとき、背後から駆け寄ってくる足音が聞こえた。

ユナがオーシャンキャッスルホテルに着いたとき、琢己の姿はなかった。
すぐにも琢己に会えると胸躍らせていたユナは、少しがっかりしたが、すぐに気を取り直し、琢己との楽しかった日々を思い出しながら待つことにした。
波の音が、耳に心地よく響いていた・・・

しかし、一時間がたっても、琢己はやってこなかった。
時間を決めていたわけではないが、胸騒ぎがしてならない。
さっきまで心地よかった波の音が、次第に不安を掻き立てた。
ユナは居ても立ってもいられなくなり、琢己を探しに行こうとした。
その時、後方から足音が聞こえてきた。
琢己だった。息を切らしながら、琢己が走ってくる。
服が汚れ、顔に数ヶ所の切り傷も出来ている。何かあったのは間違いないが、その表情は穏やかでやさしい。
琢己は走るのをやめ、呼吸を整えながら歩き出した。
ユナもゆっくりと、しかし、まっすぐ琢己に向かって歩いてくる。
その瞳は涙で潤んではいるが、顔には愛らしい微笑を浮かべている。
久しぶりに見るユナの微笑みに、琢己は幸せを感じた。
二人はすぐ手の届く距離で立ち止まり、見つめ合った。
ユナはそっと視線をはずすと、バックから絆創膏を取り出し、琢己に差し出した。
そして、ちょっと拗ねたように言った。
「何してたの?一時間以上も待ったのよ!」
ちょっと強がってみせる、そんなユナがとても愛おしく、琢己は胸が熱くなった。
「悪かったって!ちゃんと埋め合わせはするから」
「ホント?」
「ホント!」
絆創膏を貼りながら答える琢己に、ユナは少しうつむき、微笑んだ。
そして、ゆっくり顔を上げると、琢己の目を見てつぶやくように言った。
「・・・ただいま・・・」
琢己は、ユナを優しく抱き寄せた。
「お帰り・・・」
そう言うと、琢己はユナにそっと指輪を差し出した・・・

*****************************************************************************************
勝手にこんな文をUPしておいて、こんなことを書くのもなんですが、
明日は予想も創作も何もかも忘れて、頭の中を真っ白にして
ジウ姫の演技に没頭したいと思っています。
読んでくださった皆さんも、明日までには忘れてくださいね!

댓글 '6'

ASAGI

2006.03.25 14:41:46

oyoyo様 こんにちわ!
いつも素晴らしい文章を有り難うございます。
前回も前々回も素敵でしたが、私的には今回が一番お気に入りかも??
情景が・・琢己の語りかける声が・・ユナの泣き笑いの顔が目に浮かんで来ます。
思わず、うるうるっときてしまいました。
「輪舞曲」とジウ姫始め、出演者に対する愛情をひしひしと感じています。
明日、どんなラストになろうと、oyoyo様の書いてくださったラストで救われる思いがします。
もちろん、本編がこんな素敵なラストシーンになるのが一番の望みですが・・・・。


yasu

2006.03.25 15:04:17

oyoyo様。
なんだかもう終わったかのように錯覚するのですが、明日がエンディングなんです
ねぇ・・・。どんなエンディングなのか、楽しみであり恐くもありです。
今回も素敵なラストなんですが、「強制送還」に引っ掛かります。
ユナは日本人と判明したのですから、それはないのではと思うのですが?
法律には疎いので確信はありませんが、常識的に考えてそれはないかと。
もしそういうものなら、あまりな法律、あまりな政府ということになると
思います。

joanna1234

2006.03.25 16:12:39

せごい、たのしいい!Rondo 一番!あたし輪とても幸せね。。。いちもありがたおござひました!

oyoyo

2006.03.25 17:43:18

ASAGIさま こんにちは。
いつも温かいお言葉、ありがとうございます。
少しでも気に入っていただけたのなら、本当に嬉しいです。
明日で終わりなんですね。
すでに涙モードに入っているのに、実感はまだ湧きません。

yasuさま、ごめんなさい。
実を言うと、私自身「強制送還」には引っかかりをもったまま書いてしまいました。
実際はどうなんでしょう?調べられなくって・・・・

SHOKO

2006.03.26 15:12:21

oyoyoさま こんにちは。
幸せモードの二人・・・
良いですねぇ~
泣いても笑っても今日が最終回なんですよねぇ。
どんな終りになるのか、涙を拭き拭きしっかりと
見届けましょうね。
輪舞曲バンザイ!!  ジウ姫バンザァ~イ!!!!!

oyoyo

2006.03.26 18:00:53

SHOKOさま こんにちは。
ホントに泣いても笑っても・・・ですね。
↑は(頑張って)ハッピーエンドにしましたが、頭に浮かぶのは・・・(泣)
今、頭の中を“無”の状態にしようと、雑念を払うのに必死です。
心して見届けますよ!
そうそう、タオルを用意しなくっちゃ!!!
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