STARJIWOOのみなさま、お久しぶりです。
やっと、「美しき日々、それから・・・」アナザーストーリーの2話をUPすることができました。
私のHPにも、たくさんの方が尋ねてきてくださり、たいへん嬉しく思います。
先月雑誌の「韓国トップスター3」にこの物語が取り上げられてから、
いろんな方からの問い合わせに追われていました。
他に書いております「白の情景・ジュンサンの書簡」も新しく4通目をUPしております。
こちらのHPにも、たずねてみてください。

http://www2.tv/mariamaria/

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출처:http://www.byunghunlee.org

    「美しき日々、それから・・・」②

半年振りに我が家に帰った。
ほんの一ヶ月ほどしか、暮らせなかった新婚生活が、まるで何年も昔のことのように思える。
あの頃の、幸せだったが死との背中合わせだった生活は、毎日が不安でたまらなかった。
しかし、今日からは、病気の恐怖から逃れて、あの頃よりももっと幸せな毎日になる
ことを確信しているふたりだった。

家に帰り着くと、妹のミンジが食事を作っていた。
それは、快気祝いにと豪勢な料理だった。
「お姉さん、退院おめでとう。」
「ミンジ・・・ありがとう・・・。
 たいへんだったでしょう・・・? こんなにたくさん・・」
「できているのを買ったのもあるのよ。お姉さんには、かなわないよ。
 明日からはまともな食事ができるから、うれしい・・。ね、お兄ちゃん・・。」
「ヨンスは、まだ病み上がりだからいろいろはできないよ。」
そう話すミンチョルもうれしそうだ。
「大丈夫よ。明日からは、私が食事作るわ・・・。
 今までありがとう・・。
 大学も忙しいでしょうに、家の中のことは、私がするから心配しないで。」
ミンジは、ヨンスが通っていたソウルの美術大学に入学していた。
大学の講義がすむと、家計を助けるために、大学近くのコーヒーショップでアルバイトをしていた。
アルバイトが終わるのは、夜の9時頃で、それからバスで帰ってきてから、夕飯の支度をしていた。寝る前に洗濯を済ませ、眠りに就くのはいつも12時を過ぎていた。
朝も早く起きて、朝食をつくり、自分の分と父のイ・ソンチュンの弁当を作る。
父は、仕事をしているわけではないが、お昼の準備をしていないと、食べないでいることがあるから、いつも、ミンジは自分の弁当と同じメニューで準備していた。
その父の姿が見当たらなかった。
「お父様は・・?」
「さっきまでいたんだけど・・・どこ行ったのかな・・?」
ミンジは、テーブルにお酒の準備をした。
「ヨンス・・・見て・・。」
ミンチョルがリビングの壁を指差した。
すると、そこにはあの絵が飾ってあったのだ。
それは、『家族』と題された絵で、両親にぴったり寄り添う子供が、とても生き生きしていて、
なんの心配も憂いもなく世界を見つめているまなざしが、ヨンスのこころを捉えて仕方なかった絵だった。
「・・・あなた、これは・・。」
ミンチョルは、やさしい微笑でヨンスを見た。
「退院のお祝いだよ。少し高かったけど・・・。」
お礼の言葉も出ないほど、胸がいっぱいになり、その代わりに行く筋もの涙がほほを伝わった。
そのときに玄関が開く音がして、父のイ・ソンチュンが帰ってきた。片手にかわいいバラのブーケを持っていた。
「ヨンスさん・・退院おめでとう・・。」
そう言うと、目を合わせることなく照れ笑いを見せながら、花のブーケを渡した。
「おとうさま、ありがとうございます・・・。」

小さかったがお祝いのケーキのロウソクに火を灯し、ヨンスは幸せそうに見つめていた。
これほどまでに、自分を必要としてくれる家族のありがたさに感謝しても、感謝しても足りないくらいのありがたさを感じていた。
「ありがとう・・・。
 本当に、ありがとう・・。」
生後間もなく両親を失い、長く施設で育ったヨンスにとって、家族はもっとも望む夢であり、
憧れだったのだ。
それを手にした喜びは、どんなものにもかえられない大きな喜びだった。
「セナの歌番組はどうだった?」
ミンチョルも、話す言葉がいつもより弾んでいた。
「ええ、すごくよかったわ。
 何も教えてくれないから、びっくりしたわ。」
「わざわざ、番組の収録を君の退院の日に合わせてもらったんだよ。
 でも、疲れていないかい?疲れて熱でも出たら、また、病院に戻ることになるからね。
 注意しないと・・・。」
「大丈夫よ。とても、気分いいのよ。」

ふたりにとっての夜は、まさしく半年振りのことであった。
ミンチョルは、ベッドに横になっているヨンスの額、頬、耳、首筋、肩、腕、そして、唇にキスをしながら、大事なものを包み込むように顔を撫でながら話す。
「君がこうして隣にいてくれるだけでいい。
 それだけで、僕は幸せなのだから・・。
 早くこうしたかった・・・。」
ミンチョルは、幼子が母親に甘えるように、ヨンスの胸に顔を埋めていた。
「僕たちは結婚して半年以上も経つというのに、たった2週間しか一緒にいられなくて、
 すぐ、君は入院してしまったんだよ。
 その間の時間を取り戻さないと・・・。」
ヨンスもミンチョルの髪をやさしく撫でながら、微笑んでいた。
「ごめんなさいね、さびしい思いさせてしまって・・・。
 もう、離れることないわ。 
 ずっと、一緒にいるわ。
 いつも、あなたの側にいるわよ・・。」
なんのわだかまりもなく、幸せの中にいるのだ。
病気も完治して、あとは、子供ができれば、普通の家族と同じ喜びを感じることだろう。
しかし、ミンチョルの脳裏には、今日、医師に刻印のように言われた言葉が蘇っていた。
『奥様は、まだ、貧血が完全には治ってはいません。
 白血病という危険な病いは治ったのですが、このまま貧血がひどくなるようでしたら、
 また、入院して治療をしたほうがいいでしょう。
 再生不良の貧血になると厄介ですから。
 それは、白血病とよく似た症状で、患者には大変苦しい吐き気やだるさ、
 そして微熱を繰り返したり、ひどい時は輸血をすることにもなります。
 十分に健康管理には気をつけてください。
 疲れさせたり、風邪をひかれたりされませんように・・・。』
『妻は、とても子供をほしがっています。子供をもうけることは・・・?』
『今のところは考えられない方がいいでしょう。
 この先も、今の奥様の体力では妊娠に耐えられるか、まず、難しいでしょう。
 もし、妊娠されて、お子様は無事に生まれられても、奥様の命の保証はできません。』
ミンチョル自身もショックだった。
ヨンスが帰ってくれば、自然と子供ができて、その子の将来の夢を見ながら生活をするだろうと想像していただけあって、ショックは大きかった。
それに、ヨンスにはどうはなせばいいのか・・・。
考えるだけで、胸がつぶれそうだった。
『奥様には、私の方から説明しましょう。』
『いえ、僕が話します。』
  ・・・・・・・・・・・・・・・・
「どうしたの・・・・?」
「うん・・・君がここにいることが夢のようだよ。」
ミンチョルは、悲しみの目をそらしながら、そう言った。
「来年の今頃には、赤ちゃんがいることでしょうね・・。
 部屋がせまくなるかしら・・・。」
「いや・・・。子供は、まだ、いいよ。
 ふたりでいたいよ・・。」
「あら、あなた、ずっと言っていたじゃないの。
 はやく子供を抱いてみたいって。そして、大きくなったら、自転車の乗り方を教えてあげるっ  て・・・。」
「今はまだ、君とこうしていたいよ。」
ヨンスを強く抱きしめながら、あふれる涙をとめることができなかった。

朝、ミンチョルが目を覚ますと、横にいるはずのヨンスがいなかった。
手でさぐり、ふっと顔をあげてあたりを見回した。
「ヨンス・・・」
ミンチョルは、さっとおきだすと部屋を出て、洗面所や台所、玄関、お風呂、挙句のはてにはミンジや父の部屋までのぞいていた。
「ヨンス・・ヨンス・・!」
その時、ベランダで鉢を動かしているヨンスが窓を開けて、「おはよう。」と言った。
「何しているの、そこで。」
「お天気がいいから、鉢植えを陽に当たるように動かしていたの。」
「そんなことはいいから、もっとゆっくり寝ていていいんだよ。」
「もったいなくて寝ていられないわ。
 こんなにいいお天気なのに・・・。」
ヨンスの微笑みは、朝日よりも美しかった。
もう、すっかりテーブルには朝食の準備ができていた。
それでも、ミンチョルが起きるのには、一時間も早かった。
「あまり無理しないでくれよ。また、熱でもでたらどうするんだ。」
ミンチョルの声は、少し荒々しかった。
「私は、大丈夫よ・・・。」
二人の会話に気づいて、ミンジがあわてて起きてきた。
「お姉さん、ごめんなさい。朝ごはんは私が作ることになっていたの。」
「いいのよ、私がするから・・・。
 ミンジは大学に行きながら、アルバイトもしているのだから、私がするわ。
 私は、家にいるだけなのよ。
 お掃除も洗濯も、私がするからいいのよ、ミンジ。」
「でも、お兄さんが・・。」
「いいのよ、今度はミンジが病気になったら、どうする?
 お兄さん、もっと悲しむわ。」
ヨンスはミンジに笑いかけて、彼女のことを安心さた。
ヨンスが寝室に入っていくと、ミンチョルは着替えをしていた。
それを手伝いながら、やさしく話した。
「あなた、私は本当に気分がいいのよ。
 もう、病気でもなんでもないんだから、そんなに心配しないで下さい。」
「うん・・・でも、本当に無理はしないでくれよ。
 もし、熱が出たり、吐き気がしたら、すぐ連絡してくれよ。
 そして、病院にも行くんだよ。わかったね?」
ネクタイを締めてあげながら、ヨンスは幸せそうに笑った。
「ありがとう・・・。」
ミンチョルは、その頬に軽くキスをした。
「・・・君のことを、ポケットに入れて、連れて行きたいよ。」
「私も、あなたと一緒にビクトリーにいた頃のように、近くであなたを見ていたいわ。」
「電話するよ。ずっと、家にいるんだよ。」
「はい・・。」
ふたりのしあわせなひと時だった・・・・。

                             3話につづきます。
   ***********************************************
このアナザーストーリーは、私の創作文です。
どうか、みなさまの夢を壊すようなことがございませんように・・・。
                          maria chris


댓글 '2'

hoshigaki

2004.11.30 05:47:54

maria chrisさま
はじめまして、hoshigakiと申します
よろしくお願い致します。
美しき日々の曲のなかで「good bye」が一番好きで、
DVDを買った時は何回も何回も聞きました。
久しぶりに聞いたのですがやはりいいですね、
私のpcは動画を見るのがとても大変なので今からDVDを見ます、
でも一回だけ、一回だけ見て朝の用意をしなければ.........
おかげさまで今日も一日幸せに暮らせそうです。

tsuyatti

2004.11.30 07:28:55

maria chrisさま はじめまして 「美くしき日々」は大好きな作品です
ヨンスとミンチョルの幸せなその後の様子が分かりホッとしています
これから会社ですが また見たくなってしまいました 
もう何回見たことでしょうか でも見たくなる作品です
素敵な物語をありがとうございます どうか最後まで幸せにして下さい
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