みなさま　お元気ですか？　HALです。
　
私には、チェ・ジウさんにどうしても直接お礼を言いたいことがありました。
それは、突然の病でいままでの生活を一変しなければならなかった私に、
ドラマという形で生きる強さやつらい時には泣く勇気を与えてくれたこと。
　彼女の演技やせりふのひとつひとつに、元気な時には気づかなかった大きな意味を
　感じさせてもらったことです。
そして、もうひとつ。中越地震の義援金を寄付してくださったことです。
（私の義母の実家が,山古志村で、何人かの親類が今なお仮設住宅で生活をしています。
　しかし、チェ・ジウさんをはじめ、多くの方の善意で希望を失ってはいません。
　仮設住宅は広いから,遊びにいらっしゃい、なんておばあちゃんはいいます。）

この２つの感謝を伝えたくて、その日私はドラゴンバレーのファンミーティングに参加していました。　
しかし、病み上がりの参加だったので家族以外は極秘でした。
予想以上のマスコミの数に私はなんと尻込みしてしまったのです。
その時でした。天国にいる母の声が”なんのためにここにきたの？”
と私をステージに押し上げてくれました。
外には、初雪が降っていました。
ちょうど、各国から隠し芸をもっているファンの方々がステージにあがったところでしたが、
私は人数オーバーでした。
しかし、その場にいたスタッフの方につたない英語で私の想いをぶつけていました。
その時です。なんとチェ・ジウさんが私に手を差し出してくれたのです。
握手だあ。彼女の手はとても細く、ギュッと握ったら壊れそうでしたが、とても温かいものを私の心に
届けてくれました。
彼女には私の声は届かなかったはずなのに・・・・　一瞬のできごとでした。
ごめんなさい、みなさん。
でも、私は彼女に愛をもらいました。そして、今、元気になりました。