2008年 パリカレンダー 9 ・10月 パリの路地裏
塔は外壁工事中 夜7時過ぎても 暑くて夕涼みの人々
どうして ここが分ったの?と 不思議に思われるでしょうが
大きな建物のために 道幅が半分に狭くなっていて、
3階部分には 緑の屋根が見えているし、その後ろには 細い塔まで有ります。
都市計画でキチンと作られたパリの街並みは 高さは5~6階に統一されていて、 ましてや、道幅が狭くなるなんて
有り得ない事です → → 都市計画の前、 それよりも古い時代から、 存在する路地らしい!
ということで 地図と毎日にらめっこして見つけた この ” マレ ” という場所は パリの一番古い町で
初期のパリ城壁もあり 中世の面影が残る 興味深い場所でした♪~
姫の目線で 見上げてみました
ホテルでさえ冷房がないパリで、しかもここは路地裏ですから 開け放した窓から 部屋の中が見えてしまい、
その狭さといったら 日本より狭い! 以前フランス高官が 日本の住宅をウサギ小屋と言ったのは 何だったのでしょう?
あんな狭い部屋に住んでいたら、開放感のある 道端のカフェで お茶したくも なりますねぇ~
この近くの公園は ”王族が幽閉された塔は 取り壊されてもう無い”と 地図に表示されていました。
調べたら カレンダーに写っている細い塔は その当時から建って、 ここからわずか200メートル離れた公園内の
" タンブルの塔 "で フランス革命当時 国王、マリーアントワネットと子供達が 半年間
侍従と侍女が付いての優遇された 幽閉生活を過ごしたそうです。
そんな歴史のロマンを感じて♪~ マリーアントワネット家族に とても興味が沸きました。
場所は パリ3区常設市場(パリ最古の市場)入り口から タンブル公園方面へ 最初の道です。
「 jiwooism 」より ベルサイユ宮殿の庭園で 自分撮り このような開けた空間は ここだけでした
宮殿を出たばかりの場所で これから広大な庭園が始まるというのに 中国人ファンに見つかって騒ぎになって
仕方なく姫は ここで帰ったそうです、残念でしたね・・・
広大な庭園を通り抜け、自転車で 石畳のガタガタ道をやっとの思いで マリーアントワネットの離宮まで行ったら
こんなに遠くて 行き難い場所まで 私以上にマニヤックな日本人が沢山来ていました。
離宮の窓から 東屋を見て 子供達とのバックにも 東屋が描かれています
彼女がドーム型の東屋で不倫密会したというのは 嘘ですね、だって離宮の目の前にあって 丸見えですから!!
宮殿というよりは、小さな館の中で かわいい子供部屋では 一人寂しく塔で亡くなった 王子を思ってシミジミ・・・
マリーアントワネットが 子供達と農家ごっこをする為に作らせた 広大な農場には 工夫をこらした家々も配置され、
地元の家族連れ達がピクニックに来ていて 涼しい木陰で一緒になって休んでいたら
芝生がフカフカのお布団のようで ついついお昼寝、それも熟睡してしまい、娘に呆れられた・・・
でもそのお陰で元気回復! もう一つの離宮と 広大なベルサイユの庭園で 夕方まで遊んだのでした。
tvfanさま
紹介して頂いたカレンダーも、今は懐かしささえ感じます。
フランスで撮った写真はたくさんあるでしょうから、ジウ姫の
大型カレンダーにして、また出してもらえたら・・・などと思っ
たりしています。
ところで、tvfanさまはまるで歴史学者のようです!
冷静に研究されて、場所を特定されてますね。
私も見習って、日々の仕事に生かしたいなぁ・・・と思います。^^;
説明して頂いたことは、とってもためになりました。
どうもありがとうございました。